モノを捨てることに対する負担や労力は中々大きなもののように感じます。
それは肉体的にも言えることだし、精神的にも言えることのように思います。
また、その時間を取らなければならなくなることも少なからず負担になるように思います。
だから、なるべくモノを捨てることがない生活が理想だと僕は考えています。
そのためにはモノが家に入ってくることを少なくすることが重要になって来るのです。
買い物を減らすこともそうだろうし、無料のモノを貰わないようにすることも当てはまります。
買い物を減らすために、僕は財布の中身の「整理」を行いました。
たくさんの現金(基本2000円までとしています。)、クレジットカードを持ち歩かないようにしています。そうすることで無駄な買い物が出来ないようにしています。
また、ポイントカードやレンタルビデオショップのカードなども全てカードケースに保管するようにしています。そうすることも無駄な出費を防ぐことに繋がっています。
衝動買いの多い僕にとってはこの「財布の中身の整理」はとても効果的で、無駄な出費を防ぐこととモノの家への流入も防ぐことに繋がっています。
過去の僕は本当に無駄な買い物が多くありました。
対して欲しいモノもないのにコンビニやスーパーに入る。そして、欲しくもないのにキーホルダーやフィギュアが付いた飲み物を購入する。そして、そのキーホルダーやフィギュアがゴミになってしまう。
対して欲しいモノも必要なモノもないのに服屋に入る。そして、勝手に「運命の出会いだ!!」なんて勘違いをして服を衝動買いしてしまい、ほとんど着ることもなく箪笥の肥やしになってしまう。そして数年たってゴミとして処分する。
こんなことだらけだったように思います。今もまだその当時のモノが残っており、これから「整理」していかなければならないなあと考えて憂鬱な気持ちになっています。
そんな愚かな僕にとって「財布の中身の整理」はとても効果的なモノになっています。
本当に必要なモノなのかとじっくり向き合うことが出来る手段になっています。
「財布の中身の整理」を行ってから、家にモノが入ってくる量が格段に減りました。
また、「モノにはその人との物語や思い出が纏われている。」ということを理解しておくことも大切になって来るのだと思います。
同じモノでも物語や思い出があることにより、同じものは存在しなくなるという考え方です。
正確に言うと、店頭に並んでいる状態では同じモノかもしれませんが、それを購入して、所有者がお店からその人になった時点で、そのモノはその人にとって唯一無二のモノになるということです。
何の変哲もないデザインのモノであっても、そこにそのモノとの物語や思い出が纏われることにより同じものではなくなってくるという考えです。
それは、購入してから物語や思い出が纏われるのではなく、購入する際にも纏わせることが出来ると僕は考えています。
「一生モノにしよう。」と考えて買い物に臨むことで、買い物も慎重になります。
様々な思いを持って選ぶことで、そこにはたくさん悩んだやたくさん考えたという物語や思い出が出来るようになってきます。
そうすることで購入した後のそのモノに対する思いが変わってきて、そのモノを大切に使うことに繋がっていくのだと思います。
僕であればたくさん悩んで購入したマグカップ。僕にとってはお気に入りの一品になっており、家にあるマグカップは一つだけになっています。
他にもそんなモノがたくさんあるように思います。
そしてそうやって購入したモノはすぐに飽きることもなく、僕にとっていつまでも使える必要なモノになっているのです。
モノを捨てるという行為は、たくさんの罪悪感をその人に与えてしまいます。そして、そういった罪悪感を抱えることにより、人の自尊感情は傷ついていくのだと思います。その結果、自分はダメな人間だという思考に繋がっていくのだと思います。
モノを捨てる行為は、時間的にも肉体的にも精神的にたくさんの負担を人に与えてしまう行為です。
だからこそ、モノを捨てる行為自体を減らすことが大切になるのです。そのために買い物の仕方を考えることが重要になります。
モノがなるべく入ってこないようにするための買い物の仕方。
モノとじっくり向き合うことでそれが見えて来るように思います。