先日職場で仲良くしている同僚からあるモノを見せられました。
どうやら今ローソンでスピードくじが行われているそうです。
見せられたブックマーカーは、ドラゴンクエストの物語の中では有名な武器をかたどったモノ。マスクケースは登場するモンスターがたくさん描かれたデザインのモノ。
どの世代にも人気のあるドラゴンクエストだと思いますが、僕たちの世代は特に思い入れのあるゲームのように思います。
僕もドラゴンクエストは大好きで、物語の世界観に魅了をされていたし、特に鳥山明さんの描く個性的なキャラクターには心を奪われていたように思います。
そんなドラゴンクエストのグッズを見ると、何か昔の記憶が蘇ってくるような気持ちになります。その記憶は映像だけでなく、何かその当時の匂いまでも蘇ってくるような感じです。
それくらい思い入れのあるドラゴンクエスト。それは私だけではないように思います。
そんなグッズを見て当然「いいな~。」とも思ったし、「スピードくじやってんだ!!」とも思っていました。
そして、もちろん帰りにローソンへ見に行ってきました。
1回690円のスピードくじ。見せてもらったグッズ以外に人気キャラクターを形どったやかん、そのキャラクターを描くことが出来るホットサンドメーカーなどなど、たくさんの魅力的なグッズがラインナップされていました。
どのグッズも魅力的で、すぐにそれらのグッズに魅了されている自分がいました。
そして財布を開いている自分がいました...。
相変わらず愚かな自分だと思います。でも財布の中を確認するとその中には500円玉が一枚。他には..10円玉や1円玉が少し...
「足りひんやん!!!!」
40を超えたおじさんの財布には690円のスピードくじを1回する現金も入っていませんでした。
トホホ...とか思っていましたが、心のどこかでは「ナイスこのシステム」とか思ったりしている自分もいました。
こういった出費を防ぐことを目的に始めた「財布の中の整理」。
心の弱い僕にとってこのスピードくじのような魅力的なモノが世の中には溢れかえっています。
そういったモノに魅了されないように始めた「財布の中の整理」の力が見事に発揮された瞬間だったように思います。
財布の中は現金だけでなく、キャッシュカード、クレジットカードも入っていません。必要最小限のものしか入れないようにしています。
だから、その場の感情での衝動的な買い物が出来ないようなシステムになっています。
欲しいモノを購入するためには、一旦家に帰ってキャッシュカードを取りに帰り、そこから更に銀行へ出向いて現金を下ろします。
僕の家の近くには銀行はなく、バイクやバスに乗って銀行へ行くしかありません。正直面倒くさいです。
面倒くさいから「明日でいいや。」と思い、一晩考える時間が自動的に取れるようなシステムになっています。その間に「本当に必要かな~。」と考え、冷静な自分に戻る時間を取ることが出来ています。
人気キャラクターの形をしたやかん。「家にやかんはあるし、一人暮らしの家にやかんは2つもいらんな~。」と考えたり、なんだったら最近の僕は湯沸かし用の「鉄瓶」を購入することと向き合っています。そんな僕にそのやかんは必要なのでしょうか。
また、ホットサンドメーカー。僕は基本食パンは焼かずに食べています。焼くよりもそのままのふわふわした状態で食べるのが好きだからです。そんな僕にパンを焼くホットサンドメーカーは必要なのでしょうか。
魅力を感じている両方のグッズ。恐らく1回か2回使用した後は使うことのない「スタンバイ領域」のモノになってしまうように思います。
結局使わないモノが増えてしまうことになるのです。
今ままでの僕は衝動買いの多い人間だったように思います。
それは今も変わっておらず、何の対策もしていないのであれば今も前も大きく変わっていないように思います。
でも、「モノを増やしたくない」、「シンプルに生活をしたい」、そして何よりも「心地良く暮らしたい」という思いは以前より高くなっているように思います。
その思いから自分なりのモノを増やさない、衝動買いをしないシステム(工夫)を考えだして実行しています。
今回思い入れのあるスピードくじを衝動的に行わなかったのは僕の成長だと思います。
冷静に考え必要ではないと判断できたことは僕の「整理・収納」活動にとっては大きな進歩のように思います。
こういった一つ一つの成功体験をこのブログに記していき、自分の足跡として残していきたいと思います。