「オヤジの栄光時代はいつだよ...全日本の時か? 俺は...俺は今なんだよ!」
桜木花道の言葉です。
昨日、2人の息子と3人で見てきました。
「THE FIRST SLAMDUNK」です。
僕たちの世代で大人気だったスラムダンク。
スラムダンクの登場人物に憧れてバスケットを始めた人は山ほどいたのではないでしょうか。
僕には2歳上の兄がいますが、その兄もスラムダンクの誰かに憧れてバスケットを始めた口ではないかと思っています。
そんな僕たち世代では特別な存在になっているスラムダンク。そのスラムダンクが映像作品としては26年ぶりに復活したのでした。
たくさんの感動を与えてくれた作品だし、たくさんの人が大きな影響を受けたであろう伝説の作品を26年ぶりに見る事が出来るのです。
僕も久しぶりのスラムダンクという事もあり、始めから読み返して映画に臨もうかと思っていましたが、そんな事をする必要もないくらい、名シーンが記憶に刻まれている作品なのです。
2人の息子は原作を読んでいないようでしたが、スラムダンクの世界観や登場人物のカッコよさを感じてもらえればと思い、一緒に見に行く事にしました。
僕たち原作をリアルタイムで読んでいた世代の人たちは、当時スラムダンクの世界観や登場人物の個性に存分に浸っていたように思います。
そして、そういった作品から受けた影響はとても大きな物だったように思います。
僕はバスケットこそしてはいませんでしたが、登場人物一人一人がバスケットに真剣に向き合う姿に良い影響を受けていたし、ラグビーをしていた僕もそんな熱い選手になりたいと思っていたように思います。
中学3年生で本格的にラグビーを始めた僕。周りと比べて経験の少ない自分を桜木花道に重ね合わせながら、ラグビーと向き合っていたように思います。
スラムダンクを読んで、「自分にもきっと、明るい結末が待っているんだ。」なんて事を考えながら、辛い練習や挫折を乗り越えようとしていたし、乗り越える事が出来たのだと思います。
今思えば、そんな心の支えにもなっていたスラムダンク。
昨日映画を鑑賞してからも、未だにまだ余韻に浸っている自分がいます。
その中でも、冒頭に書いた
「オヤジの栄光時代はいつだよ...全日本の時か? 俺は...俺は今なんだよ!」
という桜木花道の言葉がいつまでも心に刺さったままになっています。
映画の中では、大人になった今でもグサグサ心に刺さるシーンがたくさんありました。
そして、原作では描かれていなかった登場人物の心情も描かれており、「そうだったんだ~。」なんて思いながら鑑賞する事が出来ました。
見終えた後の興奮度は、今まで見てきた他の映画とは異質なモノだと感じています。
そして、その中でも心に一番大きく残っているのが桜木花道の言葉なのです。
僕は今、「整理・収納」を大切にしながら、日々の生活を丁寧に生きようと心掛けていますが、僕はその目指している生活は、桜木花道の言葉に繋がるのではないかと考えています。
というのも、桜木花道がこの言葉を言った時、それが本人にとっての、本当に大切にしたい全てだったのだと思います。
言い換えれば、「目の前の事に必死になっていた状況」だったのではないかと思います。
先の事なんか考えず、ただただ目の前の強い相手に打ち勝つ事が大切で、それがすべてになっていたのだと思います。
過去や未来の事なんか関係なく、今を大切に、必死に生きようとしていたから出た言葉なのではないかと感じました。
試合中にケガをしてしまいますが、そのケガを「選手生命に関わるかも...」とマネージャーは即座に判断していましたが、高校生の女子マネージャーがそんな事を判断出来るわけはありません。
それに関しては、漫画という事もあるので置いておきますが、そんな事よりも、大きな困難が襲ってきたときに、それに打ち勝つ心の強さを作者は描写したかったのではないかと思います。
主人公である桜木花道の「断固たる決意」を表現したかったのだと思います。
僕はこの考えはスポーツだけに限らず、生きていく上の全ての場面で言える事だと思うし、日々の生活にも置き換える事の出来る思考だと考えています。
日々生活していると、自分に負けてしまいそうになる事もあるし、諦めてしまいたくなることもたくさんあるように思います。
そんな時に、今を大切にしようとする強い気持ちがあるから、そんな場面を乗り越える事が出来るのだと思います。
「明日はサボってしまうかもしれない。でも、今日は頑張ろう。」
ある小説の登場人物が話していた言葉です。
この言葉も、冒頭に書いた桜木花道の言葉に繋がっているように僕は感じます。
今を大切にしよう、今を大切に生きよう、今を大切に生きたい、そんな気持ちが溢れているところに共通点を感じます。
僕が日々の「整理・収納」を大切にしているのも、「今」を大切にしたい気持ちがあるからです。
「今」を心地良く過ごせるように、「今」を乗り越える事が出来るように、「今」大切な事に気付けるように、「整理・収納」を通して「環境」を整えようとしているのです。
スラムダンクに出て来る桜木花道が現実の世界にいたとして「整理・収納」が出来ているのかどうかは分かりかねますが、「今」を大切に生きようとする事は出来ているのではないかと思います。
バスケットというスポーツと出会い、そのバスケットを通して「今」を大切に生きる事が出来ている桜木花道。そしてスラムダンクに登場してくる全ての登場人物は「今」を大切に出来ているのだと思います。
登場人物にはそれぞれの個性がありながらも、「今」を大切に生きようとする所には共通点を感じます。
もしかしたら、先の事を考えなければならない場面はたくさんあるのかもしれません。
今だけが良ければそれで良いという思考だと、後悔する事もあるように思います。
でも、それは「今」とじっくり向き合う事をしていない場合に言える事だと思うし、その習慣を付けていない場合に言える事だと思います。
日々、「整理・収納」を大切にし、本当に自分が大切にしたい事が「整理・収脳」されているのであれば、「今」何を大切にすべきなのかも見えているだろうし、「そもそも」大切にしたい事が見えているように思います。
だからこそ、僕は「整理・収納」を大切にしたいと思っているし、それを「整理・収脳」に繋げたいと思っています。
「今」を大切に出来るように、「今」を全力で生きる事が出来るように、「今」を心地良く過ごせるように、「整理・収納」を徹底したいと思います。
そんな熱い気持ちにしてくれる「THE FIRST SLAMDUNK」
間違いなく、おすすめです。
そして、昨日から僕の頭からは10-FEETの「第ゼロ感」が離れていない状況です...