整理収納アドバイザー ポレポレ日記

40代 おじさん整理収納アドバイザー

モノが増える事

モノを増やす事に対して、慎重に考えるようになっている最近の僕。

モノを買うだけがモノを増やす事ではないと考えています。

モノを貰う事もモノを増やす事に繋がるし、考え事を増やす事もモノを増やす事に繋がると思っています。

人は社会で生活していると、思っている以上にモノを貰う機会が多いように思います。

電車に乗るため駅へ向かっていると、ポケットティッシュを配っていたり、何か宣伝用のチラシを配っていたり、減ってきているような気はするけれど、それでもそんな場面に出くわす事がまだまだあるように思います。

そんな場面に出くわすと、ついつい「ありがとうございます」なんて言いながら受け取っている人は多くいるのではないでしょうか。

モノに対しての意識が低かった過去の僕は正にそんな感じで、

「とりあえず貰っとけ~。」なんて考えながら、受け取っていたように思います。

チラシを貰っても、その内容はほぼ自分の興味のないことがほとんどです。

そしてそういった興味のないチラシを、とりあえずカバンの中に詰め込んでいる状態だったように思います。

そして、そんな事が積み重なる事により、カバンの中にはどんどん不要なモノが溜まっていくようになっていました。

チラシにはたくさんの情報が乗っており、チラシによっては自分に取って必要な情報もあるのかもしれません。

ただ、自分に取って本当に必要な情報というのは、自ら探し、自ら求めるモノではないかと僕は考えています。

道を歩いていて、突然渡されたモノがたまたま自分の求めていた情報だったということなんてあまりないのではないでしょうか。

「どうぞー。」なんて言われて突然渡されたチラシを見て、「この情報は!!」なんて思う事なんてほぼないように思います。

自分にとって必要な情報は、自ら探し求めるモノだと僕は思っています。

そんな都合よく出会えるモノではないだろうし、自ら動くからこそ出会える貴重な情報だと思っています。

そんな風に考えると、配っているチラシを貰う事に関して、もっと慎重になるべきだろうし、とりあえず貰うという事はなるべく避けるべきだと思っています。

反射的に貰ってしまうのではなく、一旦立ち止まり、何に対してのチラシなのかを確認するくらいはしておくべきだと考えています。

家を買う気のない僕にとって、新築マンションのチラシは必要ないモノです。

飲む気のない僕にとって、健康に良いヨーグルトのチラシは必要のないモノです。

外食をする事が減っている僕にとって、ドリンクのサービス券の付いたチラシは必要のないモノです。

そんな風に考えながらモノと向き合う事で、モノを増やす事を減らすことが出来るようになるのだと思います。

そして、チラシを受け取る事により、知らず知らずの内にそのチラシの内容が、頭の中の中に刷り込まれるようになっているとも思います。

先程も書いた通り、新築マンションの情報やヨーグルトの情報は、今の僕にとって必要のない情報です。

にも関わらず、チラシが視界に入る事により、無意識にその内容が頭の中に刷り込まれているように思います。

自分でも気づかない程度の小さな刷り込みなのかもしれないけれど、そういった小さな刷り込みが積み重なる事で、余計なモノがどんどん頭の中に溜まっていくのだと思います。

なんか不安で、何か得体の知れないものに追われている状態というのは、そういった必要のない小さな情報が、知らず知らずの内に頭の中に刷り込まれているからなのかもしれません。

そう考えると、道中で貰うチラシというモノは、ただ単にモノが増えるだけでなく、頭の中のモノまで増やしてしまう事に繋がるのだと思います。

本当に必要な事だけを考えるべきなのに、他の余計なモノが頭の中にある事で、その必要な事だけに集中する事が出来なくなるのです。

それが心の乱れに繋がり、心に余裕を持つことが出来なくなる事に繋がるのです。

社会で生活していると、毎日たくさんの刺激を受ける事になります。

だからなるべくその刺激を減らすために、「整理・収納」を心掛けているし、それを「整理・収脳」に繋げたいと思っています。

視覚的な刺激を少しでも減らすために、必要なモノだけを抱えるようにしたいと思っているし、モノの散乱を防ぐために、モノの定位置管理を意識しています。

そうやってモノを管理していても、様々な方面からたくさんの刺激を受ける事になるのです。

だからこそ、モノを増やす事に対する意識を高めておくべきだろうし、それはモノを購入する事だけでなく、モノを貰う事へも意識を高めておくべきだと考えています。

道中で何となく貰ってしまう、チラシ...。

そういったモノへの意識も高めておきたいと思っています。