過去の僕は不要なモノをたくさん所有していました。
服もたくさん所有していたし、
カバンもたくさん所有していたし、
ありとあらゆるモノをたくさん所有していたように思います。
そしてそれは、目に見えるモノだけに限らず、目に見えないモノも同じようにたくさん所有していたように思います。
仕事でも、プライベートの時間でも、常に何かに追われ、常に得体の知れない不安を抱えていたように思います。
それは、頭の中にたくさんのモノを所有していたからだろうし、頭の中がぐっちゃぐちゃになっていたからだと思います。
たくさんのモノを所有している事により、身の回りがモノで溢れ、モノが散乱している状況だったのです。
そして、そういった状況にいる事で、心が落ち着かず、いつもイライラやモヤモヤを抱えている状況だったように思います。
そんな状況では、冷静に物事を見る事が出来ず、取り組まなければならない物事の優先順位を上手く付けることが出来なくなっていました。
本来しなければならない事を後回しにしてしまったり...
どうでもいい事ばかりをしてしまったり...
そしてそんな状況だから、物事を上手く運ぶことが出来ず、更なるイライラやモヤモヤを抱えてしまっていたのでした。
過去の僕は正にそんな感じで、たくさんのモノを所有していた事により、モノの管理が上手く出来ず、それが物事を上手く運べない事に繋がっていたのでした。
モノの管理と、物事を上手く運ぶことに関しては、一見関わりがなさそうに見えたりもしますが、実は深い繋がりがあるのだと僕は考えています。
無駄な事をしないためにも...大切な事を優先して行えるようにするためにも、モノの管理の徹底が必要になります。
また、モノの管理を徹底するためには、物事への取り組みの質を高めることが必要になります。
どちらも深い繋がりがあり、どちらの質も高めることが大切になってくるのです。
そして、モノの管理、取り組みへの質を高めるために、とても大切になるのが、
「自分の事を知る」事だと思っています。
自分は何を求めているのか、
自分は何が好きなのか、
自分に合う生活スタイルとは何か、
そういった自分を知る事が大切なんだと思っています。
「整理」する際には、まずモノと向き合う事が大切だと思っています。
モノを減らす事を第一に考えるのではなく、
そのモノを生かすことが出来るのか
自分の生活スタイルに合うモノなのか
そのモノの持つ本質は何なのか
そういった事と向き合う事が大切なのです。
そして何よりも、モノと向き合う際には「そのモノが自分に合うモノなのか」という自分に合ったモノを選ぶという視点を持つ事が大切だと思っています。
自分の生活スタイルを見直したり、
自分の趣味嗜好を見直したり、
自分の価値観を見直したり、
そういった作業が「自分を知る」ことに繋がるのだと思います。
だから「整理・収納」を行う際には、自分を知るための作業も大切になるのだと思います。
自分を知らずに「整理」を行ったとしても、残ったモノが自分にとって必要なモノだとは限りません。
むしろ、自分にとって不要なモノばかりが、自分の周りに残ってしまう場合もあるのではないでしょうか。
だから、「モノを減らす」という視点を持つだけではなく、「自分を知り、自分に合ったモノだけを所有する」という視点を持つ事が大切になるのだと思います。
過去の僕がたくさんのモノを所有していたのは、自分の事を分かっていなかったのだと思います。
自分にとって必要なモノを所有するのではなく、その時の気分でモノを増やしていたり、自分に合ったモノなんて考えずに所有していたのだと思います。
だから、たくさんのモノを所有していたし、たくさんのモノを頭の中に抱えていたのだと思います。
そしてそれが、物事を上手く運べない事に繋がっていたのだと思います。
自分を知る事により、モノと向き合う精度も上がります。
自分にとって必要なモノは何なのか、
自分の生活スタイルに合うモノなのか、
そのモノを生かすことが出来るのか、
そういった事と向き合う事が出来るから、自分にとって必要なモノだけを所有する事が出来るのだと思います。
「整理・収納」をする際には、まず自分を知る事が大切です。
それが出来ないと、真の「整理・収納」を行う事は出来ないと思っています。