モノの定位置を決める際に、大切にしなければならない事があります。
それは...
そのモノが使いやすくなければならないという事です。
定位置を決めたにも関わらず、そのモノが使いにくく、使う度にストレスを感じる場所が定位置になっていてはいけないのです。
よく使う、使用頻度の高いモノに関しては、取りやすい場所を定位置にすべきだろうし、
あまり使う事のない、使用頻度の低いモノに関しては、多少取りにくい場所を定位置にしても問題ないかと思っています。
では、モノが取りやすい場所や取りにくい場所というのはどういった場所を指すのか...
僕がいつも定位置を決める際に大切にしている事がいくつかあります。
その1つが...「高さ」です。
別に大した話でもないのですが、その大した事のない事を少し意識しておくだけで、モノを戻す時のストレスがずいぶん変わってくるのです。
高さを大きく上・中・下に分けたと考えます。
中を、自分のおへそから胸元あたり、
上は、中より上、
下は、中より下、と考えます。
そう考えた際に、モノを戻す時の1番ストレスを感じない高さが「中」になってくるのです。
手を伸ばしたり、背伸びをしなくてもモノを取り出したり、戻したり出来る。
屈んだりしなくても、モノを取り出したり、戻したり出来る。
そんな場所が、自分のおへそ辺りから胸元辺りの高さになるのです。
そしてそんな場所が定位置になっている事で、ストレスを感じる事が少なくなるのだと思っています。
ちょっとした事なのかもしれません。
必要なモノを取り出す時に、背伸びしたり、屈んだりすることなんて、生活の中では当たり前の事だろうし、それを一々ストレスに感じているようではいけないのかもしれません。
でも、そんなちょっとした事にこだわり、そのちょっとしたストレスを無くす事が、一つ一つの行動の質を上げる事に繋がると思うし、毎日の心地良さに繋がるのだと思っています。
モノが散らからないようにするために、所有するモノを厳選し、その厳選したモノを使いやすい場所に収納します。
その定位置を決める際に意識する高さ。
小さな事かもしれないけれど、大切にしたい事だと考えています。