今日で6年間勤めた職場を離れることになり、明日からは新天地で新たなスタートを切ることになります。
と言っても勤務地が変わるだけで、やるべきことは変わりません。
ただ、環境が大きく変わるというのは僕にとってはすごく大きなことで、6年間積み上げてきた何気ないことがリセットされることになるわけです。
朝出勤してからのリズムや夕方仕事を切り上げるリズムが微妙に変わってくるのだろうと思います。
慣れるまで少し時間はかかるのでしょうが、少しの間は頑張ってリズムをつかんでいくことに注力したいと考えています。
ここ数日、新天地へ向けての引っ越しの準備を進めてきました。
この準備を「整理」の良い機会と捉え、多くのモノを「整理」しようと考えていました。
自分に課したルールは、段ボール箱で職員室1個、教室2個にまとめることです。
段ボール箱の大きさも様々なので、何を持って1個なのかは厳密には分かりませんが、大まかに職員室は少なめ、教室は少し多めと考えて準備を進めてきました。
6年間溜まったモノ。日々の「整理・収納」を大切に取り組んできた僕ではありますが、それでも多くのモノがあります。
ただ単にモノが増えただけでなく、思い出を纏ったモノなんかも多く残っています。
この仕事をしているとそういったモノが多いように思います。
子どもたちと一緒に撮った写真、子どもたちからもらった手紙、子どもたちからプレゼントされた絵、などなど「子どもたちの○○」が非常に多いです。
嬉しいモノなのですが、「整理・収納」の観点からすると厄介な存在になります。
僕は決して冷徹な人間ではないと思っています。子どもたちの思いや気持ちは大切にすべきものであり、心地良い暮らしのために「必要のないモノ」と片づけることはとてもできないモノだと考えています。
でも、ある程度割り切っていかないときりがないのも現実です。
ということで今回はそういったモノも思い切って「整理」することにしていきました。
と言っても全てを切り捨てていくわけではなく、全て写真に収めてCD-Rに保存していくことにしました。
僕にとっては新たなパターンの「収納」になります。
僕が考える「収納」とは定位置を決め、モノを使いやすくすることです。
恐らく、子どもたちからもらったモノをそのままどこかに収納するとなると場所が必要になり、収納するための工夫が必要になります。
でも、データ化することで場所は取らないし、収納する工夫もそこまで必要なくなるように思います。
ただ、そのモノから受ける思いや温もりといったモノを、直接感じることに関しては格段に落ちるようになると思います。
すごく難しい判断であり、難しい選択・決断をしなければならないのも「整理・収納」の難しさでもあると今回の「整理」を通して感じました。
結局今回は子どもたちからもらったモノに関しては全てデータ化し、「整理」を進めました。
寂しい気持ちを抱えることになりましたが、今の自分やこれからの自分を大切に出来ているという思いを感じることも出来ています。
そういった事を乗り越えることで、自分にとっての「心地良い暮らし」が手に入るのかもしれません。
結局、職員室の荷物は計画通り段ボール箱1つにまとめることは出来ましたが、教室の荷物は段ボール箱4箱分になってしまいました。
想定以上ではありますが、たくさんのモノを「整理」した結果ということもあるので納得するようにしています。
さあ、明日からは新天地での新たなスタートの日です。
6年間僕と関わって来たモノと向き合う時間はじっくり取ってきました。その向き合った結果残った「必要なモノ」と新天地でのスタートを気持ちよく切りたいと思います。
そして、明日からは新天地での「収納」も進めていこうと思います。
新たに出会う子どもたちと良いスタートを切れるようにしっかり準備を進めていこうと思います。