整理収納アドバイザー ポレポレ日記

40代 おじさん整理収納アドバイザー

夏休みの「整理・収納」

夏休みに入ると普段とは違う時間が流れているような感じになります。

何かに追われることもなく、ゆっくり過ごすことが出来る夏休み。

学校がある時の学校の先生と、夏休みや冬休みといった長期休業中の学校の先生の働くリズムは全く違うモノになります。

学校のある時は、授業やその準備、子どもや保護者への対応、学校行事の準備や運営などやることは多く、常に何かに追われながら働いているような感じです。

経験とある程度の能力がないと、すぐに何か一つに乱れが生じ、それが他のことにも伝染していってしまう状況になってしまいます。

一つに乱れが生じることで、他のことも乱れてしまい、全てが上手く噛み合わなくなってしまいます。

そうならないようにするのが経験とある程度の能力だと僕は考えています。

若い人が上手く仕事を回すことが出来ていないことが多いのは経験が足りないからだと思います。

1年目の先生なんかは何もかもが初めてのことばかりです。何も経験していない初めてのことばかりの状況の中で上手く仕事を回していくことは至難の業のように思います。

稀に上手に仕事を回している若手の先生を見ることもありますが、それはある程度の能力が元々備わっているのだと思います。「すごいな~。」なんて思ったりしています。

ここで言う、ある程度の能力と言うのは「先を読む力」だと僕は考えています。

忙しい中でも、「次はどうしたらいいかな?」や「これはこうしておいた方が良いでのは?」なんてことを常に考えながら動くことが出来る能力だと思っています。

どういった経験を今まで積んできたのかは分かりませんが、稀にそういった能力を備えた若い人がいます。逆に経験値はすごくあるベテランでも、そういった能力がいつまでも備わっていないなという人もいますが...。

夏休みに入り、休暇を取っている職員がたくさんいる現在。普段忙しくしているのだから、こういったゆっくり出来る時期に思いっきりゆっくりしておくべきだと思います。英気を養うなんて言いますが、本当にゆっくりして夏休み明けの2学期に備えておくべきだと思います。

ただ、残念なことに僕に関しては家にいても特にすることもないので、午前中だけ出勤し、午後からは時間休を取って休暇を取るようにしています。

やはり集中力が持たないのでしょう。何かに追われることのない職場で仕事をしようとしても、「まだ10分しか経っていない...。」なんてことを思ったりしてしまいます。やるべきことに集中することなくそんなことばかり考えてしまっています。

そんな僕はもしかしたら、ある程度の経験だけを積んだ能力の低い一人なのかもしれません。いやきっとそうなのだと思います。

だからこそ、そんな僕だからこそ、家にいても特にすることがないのであれば、少しでも職場に出向き、2学期に向けて準備を進めていくべきだと考えています。

僕が今職場に行ってしていることは主に「整理・収納」です。

1学期の3ヶ月半、子どもたちと一緒に過ごしてきました。様々な個性を持った子どもたち、その子どもたちのことを理解しようと努力しながら過ごした3ヶ月半だったように思います。

僕は教室は自分だけのモノだけでないと考えています。むしろ、僕と言うよりかは子どもたちが心地良く過ごせる場所にすべきだと考えています。

もちろん、僕自身が心地良さを感じていないと、イライラやモヤモヤを抱えてしまったりして、子どもたちと良い関係を結ぶことが出来ないようになってしまうと思います。

ただ、教室の主役は子どもたちです。その子どもたちが心地良く過ごし、やるべきことに集中できるようにするためにはどういった環境が良いのかを考えて、それを整えていくのが教師の仕事だと考えています。

だから、僕は子どもたちの個性をしっかり見て、その子どもたちに合った環境を整えていくべきだと考えています。

机の並びや個人が使うモノの定位置、全員が共有して使うモノの定位置などを、その子どもたちに合うように考えていくべきだと考えています。

言わば常に子どもたちのことを観察し、その子どもたちの個性に合った環境を模索し続けているような感じです。

僕が1学期の間子どもたちのことを観察し、何となく分かってきた一人一人の個性。その子どもたちの個性に合った「整理・収納」を今行っている感じです。

子どもたちにとって本当に必要なモノは何なのか、子どもたちが使うモノが使いやすくなっているのかを子どもの視点に立って「整理・収納」を行っています。

それは、綺麗に片づけることではありません。見栄えを良くするわけでもありません。あくまでも子どもたちが過ごしやすい環境にすることが僕の考える教室の「整理・収納」です。

1学期の間に把握した一人一人の個性。その個性に合っている「整理・収納」になっているかは分かりませんが、それはまた過ごしていく中で修正していけば良いと思っています。

先述した「先を読む力」と言うのはこういった「整理・収納」を通して付いてくる力なのかもしれません。

一人一人の個性を把握し、それと向き合うことが「整理・収納」に繋がっているように思います。そしてそれが「整理・収脳」に繋がり、先を読むことができ、仕事を上手に回していくことが出来るようになると思います。

僕は集中力が長続きしない能力の低い人間かもしれませんが、こういった「整理・収納」を通して仕事を上手に回していき、心地良いと感じる毎日を過ごしていきたいと思っています。

そして、僕と関わる人も笑顔で心地良く過ごしていけるようにしていきたいと思っています。