どんなことに対しても、肩の力を抜いて考えたり、取り組めたりする生き方に魅力を感じます。
一生懸命だけどユーモアーがあり、いつも笑いがあるような生き方です。
思えば僕が良いなと思ったり、影響を受けた小説やテレビドラマの作品にはユーモアーが多く、笑いの要素がたくさんあるモノが多いように思います。
例えば、最近YouTubeで見ているドラマ「王様のレストラン」。
「王様のレストラン」は1995年に放送されていた三谷幸喜さん脚本のドラマで、僕が中学生の時に放送されていたドラマです。
赤字続きで潰れかかったフレンチレストラン「ベル・エキップ」を舞台に、お店の再建を目指す話です。
若くしてオーナーになった主人公をはじめ、伝説的なギャルソン、高い可能性を秘めたシェフなど個性的な人物がたくさん登場してきます。
僕がこの作品に魅力を感じているのは、一生懸命だけどユーモアーがあり、いたるところに笑いの要素が散りばめられているからです。
肩ひじ張らず、肩の力を抜いて楽しむことが出来るからです。
でも、ただただ笑いがあるだけでなく、人として大切にすべきことや、優しさ、努力することの大切さ、悩みを乗り越えることの大切さなどの要素が入っている所にも魅力を感じています。
中学生の時にも楽しく視聴していたことを覚えていますが、当時とは違った視点で見ることが出来ているように思います。
20年以上も前に放送されていたドラマですが、色あせることなく、今でも楽しむことが出来る「王様のレストラン」。名作のように思います。
そして、最近読み終えた小説も肩の力を抜きながら楽しむことが出来た作品です。
速水和真さんの「店長がバカすぎて」です。
契約社員として書店で働く主人公。薄給や客からのクレームに不満を持ちながらも一生懸命書店員として生きていく姿には共感できるものがあります。
そして何よりも直属の上司である店長に対しての不満や怒りに関しては共感するだけではなく、主人公を応援したくなる気持ちも出てきます。
この作品も「王様のレストラン」同様、至るところに笑いの要素が散りばめられており、肩の力を抜きながら楽しむことが出来る作品です。
また笑いだけでなく、人として大切なコトにも気付かせてくれる作品です。
主人公の怒りの感情や不満の気持ちが絶妙に共感できる内容であり、自分と照らし合わせながら読むことが出来るとともに、自分もそんな風に生きていけたらいいなと思えるような作品です。
他にも今まで読んだ小説で、肩の力を抜きながらも、人として大切にすべきことに気付かせてくれた作品が何点かあります。
これら作品はたくさんのユーモアーや笑いがある中にも、たくさの気づきを僕に与えてくれた作品です。
もちろん、ユーモアーや笑いがない作品にも魅力的な作品はたくさんあります。熱い気持ちになったり、感動して涙を流した作品もたくさんあります。
でも、気持ちが前向きになったり、自分の生き方に当てはめてみたいと思える作品はユーモアーや笑いのある作品が多いように思ったりもします。
僕が最近思うことが多い「焦り」や「余裕」という言葉はこういった事に繋がっているようにのではないかと考えています。
どれだけ大変な状況であったり、どれだけ頑張ろうと思っていたりしていても肩ひじ張らずに、肩の力を抜いて取り組める「余裕」が必要になるのだと思います。
そして肩の力を抜いて物事に取り組むことで「焦り」が無くなり、周りのことを見ることが出来る「余裕」が出てくるのだと思います。
どれだけ忙しくなっても肩の力を抜いて、冗談を言える。そんな余裕を持てるようにしたいと思います。きっとそれは自分だけでなく、周りの人のことも大切にすることに繋がるように思います。
自分が思っているほど周りの人は多くのこと自分にを求めていないかもしれません。
肩の力を抜いて向き合ってくれる方が楽な時もあるのではないでしょうか。
そんな「心の余裕」を持てるように、肩の力を抜いて今日も明日も過ごしていきたいと思います。