整理収納アドバイザー ポレポレ日記

40代 おじさん整理収納アドバイザー

肩の力を抜いて生きる

毎日を心地良く過ごすために、「シンプルに生きる」事を心掛けています。

所有するモノを少なくする事で、頭の中に抱えるモノも減らす事が出来ます。

そしてそれを、シンプルに生きる事に繋げたいと考えています。

そういった生き方をするためには、目に見るモノの「整理・収納」が大切になると思っています。

目に見えるモノの所有量を減らし、そのモノの定位置管理が出来る事で、日常生活の視覚的な刺激が減り、心を落ち着かせる環境を整える事が出来ます。

そういった環境の中でこそ、冷静な思考を持つことができ、大切にしたいことを厳選することが出来るのだと思います。

それが僕の考える「整理・収脳」です。

ただ、人は一つの考えに囚われ過ぎてしまう事で、間違った方向に進み続けてしまう状況になる場合もあります。

僕くらいの年齢になると、人から注意を受けたり、アドバイスを貰うことが少なくなってきます。

それはもしかしたら、僕がすごく嫌な人、怖い人と思われているからかもしれません。

「あんな奴と話したくない...。」

「こんな奴と関わりたくない...。」

なんて思われているのかもしれないと考えると、ゾッとしてしまいます。

そんな事はないと信じていますが、中々意見されることがない年齢になってきているように感じています。

だからこそ、自分を客観的に見ることが出来るような人間にならないといけないと思うし、自分を律することが出来る人間にならないといけないと思っています。

冷静に自分を見ることができ、間違った事があった際には改める事が出来る人でありたいし、常に周りの人の事を考える事が出来る自分でいたいと考えています。

だから、「シンプルに生きたい」とは思っていますが、そればかりに拘ってしまうと、バランスが取れなくなってしまったり、周りが見えなくなるのだと思っています。

だから僕は「シンプルに生きたい」という思いだけではなく、他にも生きる上での理想を持つようにしています。

その理想の一つが、「肩の力を抜いて生きる」事です。

どんなコトにも心に余裕を持ち、肩の力を抜きながら向き合うことが出来たらいいなと考えているのです。

「何とかなるか。」

「どうにでもなるよ。」

そんな思考も時には必要で、そういった思考を持つことで、肩の力を抜きながら、一つ一つの物事に向き合うことが出来るようになります。

楽観的なんて言い方もあるのかもしれませんが、物事を適当に考えて向き合う訳ではありません。

僕なりの丁度良い加減があり、その加減を超えないような向き合い方を大切にしたいと思っています。

僕が働いている業界の若手職員には、真面目な人が多くいます。

一つ一つの仕事に対して責任感と使命感を持ち、どんなコトにも手を抜かず、一生懸命働いています。

そんな姿を見て、本当に尊敬の気持ちを持っているし、「凄いな~、偉いな~。」なんて思いながらその若手の仕事っぷりを見ています。

もちろん経験不足からくるトラブルや失敗も多くあるようですが、そんなことは誰にでもあることで、そういったトラブルや失敗に対しても真摯に向き合っている姿に感銘を受けています。

目の前にある問題から逃げず、一生懸命その問題と向き合うことが出来る人にはきっとその後に大きな成長があるのだと思います。

でも、そんな真面目な若手だからこそ、本来抱えるべきでない負担を抱えてしまっているような印象を持ってしまっています。

肩の力を抜きながら考えればいい事も、それが間違っている事だと思い込んでいるのではないかと思っています。

「もっと楽に考えてもいいんだよ。」的な声掛けをしたとしても...

「いや、自分はここで手を抜いてしまうと楽な方に流されてしまうので。」や、

「ここは勝負所なんです。」なんて返答があったりなかったり...。

本人がそう思うのであれば、それが正解なのかもしれませんが、そういった思考を持ってしまう事で、心に余裕が持てなくなる状況を招いてしまっているのではないかと心配になります。

そして、そういった思考からくる焦りが、本当に大切にしないといけない事を見えにくくしているのだと思います。

別に誰か個人の事を書いている訳ではありません。

ここ何年かの僕が感じていることであり、そういった人たちの姿を見て「肩の力を抜く」事の大切さに気付かされたような感じになっているのです。

一つ一つの物事に真剣に向き合う事や逃げずに向き合う事はとても大切な事です。

でも、それだけではダメだと思っています。

時には肩の力を抜く事も必要だろうし、それを「心の余裕」に繋げる事もとても大切な事だと思います。

僕は別に、常に楽をしたいとかサボりたいとか思っている訳ではありません。

自分に関わることに対して、適当に向き合おうなんて思ってはいません。

そうではなく、肩の力を抜きながら物事に向き合う事も、必要な事だと考えているのです。

毎日を心地良く過ごすためには、自分を大切にすることはとても大切な事です。

そして、自分を大切にするためには「肩の力を抜く」事は欠かす事の出来ない思考だと思っています。

「なんとかなるか。」

「どうにでもなるか。」

そんな肩の力を抜く思考も大切にしていこうと考えています。