今日は朝から3月まで勤めていた勤務地へ行くことになっています。
最後のお別れをする離任式があるからです。
もうすでに過去の人になっている僕が行ったところで誰が喜んでくれるのでしょうか。という疑問も少しありますが、とりあえず決められたことであり、けじめでもあるとおもうので行くことにしている訳です...。
昨年度僕が受け持っていた子どもたちとは3月末の終業式を終えてから久しぶりの再会になります。
新しい担任の先生とともにきっと良いスタートを切っていることだろうと思います。
それは子どもたちだけでなく、僕たち大人も一緒で、新たな環境の中、新たな気持ちでスタートを切っています。
すごく寂しい言い方になるかもしれませんが、僕自身はもうすでに切り替えており、今受け持っている教室の子どもたちを中心に考えています。
もちろん今日の離任式での再会は楽しみです。今年に限らず今まで担任をした子どもたちとの再会は僕にとって嬉しいものであるし、大きく成長した子どもたちと話をすることは大好きなことです。
でも、今僕の中心にあるのは今受け持っている子どもたちのことになっています。
「自習にしているけど大丈夫かな。」や「困ることないかな。」などたくさんの心配を抱えています。
きっと過去のことよりも今現在を大切に考えることが出来ているのだろうと思います。
今を生きる僕。今現在を中心に考え、その今を一生懸命に生きることが大切だと思っています。だからこれで良いのだと思っています。
ただ決して過去の全てを「整理」した訳ではありません。
僕にとって過去子どもたちと関わった中で得たモノは無駄なモノばかりではありません。必要なモノだと考え「整理」せずに、僕の頭の中に「収脳」をしているモノもたくさんあります。
必要な時に、必要な分だけ思い出せるように「収脳」をしています。
過去のことを上手に「収脳」出来なかった場合、いつまでも過去を引きずって、今を上手に生きることが出来なるなるのだと思います。
かといって、過去のすべてを「整理」してしまうと今が充実しなくなるようにも思ったりします。
何事もバランスが大切で、自分に合った、自分が抱えることの出来る量を所有することが大切だと思います。
それは目に見えるモノだけでなく、目に見えないモノも同じです。
自分が抱えることが出来る量を適正に判断し、適正な量だけ所有することが大切だと思います。
過去の思い出を上手に「整理・収脳」出来るようになったら、今を大切に生きることに繋がるように思います。
別れは寂しいものかもしれませんが、今を大切に生きることが出来るよう、思い出も「整理・収脳」する。そして、今を前向きに一生懸命楽しみながら生きよう。最後にそんな話を子どもたちにしてこようと思います。