整理収納アドバイザー ポレポレ日記

40代 おじさん整理収納アドバイザー

恵まれた環境

今読んでいる本が「対岸の家事」(朱野帰子)です。

まだ半分くらいしか読んでいませんが、読んでいてすごく心に刺さるモノがあるように感じています。

僕は本当に影響を受けやすいタイプの人間で、この本に限らず本を読んでは様々な刺激を受け、その世界にどっぷり浸かってしまっています。

今読んでいる「対岸の家事」では、専業主婦や働きながら子育てをする母親、育児休暇を取得している父親など個性豊かな登場人物が、それぞれの立場で苦悩しながら生活をしている様子が書かれています。

この本を読んでいて今僕が感じているのは、「自分は恵まれている」です。

もちろん僕も色々な事を抱えてはいます。僕というか、息子二人に苦労や精神的な負担を抱えさせてしまっているという事があります。

本来であれば一緒に暮らしながら、父親としての姿を見せたいし、出来ることをしてあげたいという思いがありますが、それが出来ていないコトに対して申し訳なさを抱えています。

ただ、そんな僕はある意味では「恵まれた環境」にいるように思います。昨日の投稿でも書いていますが、大人が一人で好きな事が出来たり、自分のペースで生活できることは本当に恵まれている環境のように思います。

今まで200回以上「整理・収納」の事を中心に僕の考えをこのブログに綴ってきましたが、「整理・収納」とじっくり向き合うことが出来ているのは、ゆっくりじっくり向き合うことが出来る「恵まれた環境」があるからです。

2人の息子が保育園に通っていた時を思い出すと、今のように「心に余裕」なんか持つことはできなかったと思います。

それは今も同じで、手のかかる年齢の子どもたちとの生活が目の前にあったとすれば、今と同じように毎日ブログを更新することなんか出来ないように思います。

習慣化している腹筋も出来ないと思います。

目の前にあることを継続してこなすことも出来ないと思います。

もちろん、「整理・収納」を意識していることで、過去の自分よりかは目の前にあることを上手くこなしながら生活することは出来るのかしれません。

でも、今の自分のような「心の余裕」を持って生活することは出来ないように思います。「早寝早起き」をしたり、「整理・収納」を徹底することも今よりは出来ないように思います。

昨日から2人の息子が泊りに来ています。

これは2人のために作った朝食です。

簡単な朝食ですが、せっかく遊びに来てくれたのだからと思い作った朝食です。

本当に簡単な朝食です。小さなフライパンを使い卵、ウインナー、キャベツに火を通してコッペパンに挟んでトースターで焼くだけの朝食です。

簡単な朝食かもしれませんが、僕に心の余裕があるから出来ることなのかもしれません。

忙しく毎日を過ごしていると、休日でも出来ないように思います。近くのパン屋さんに買いに行ったり、コンビニで売っているパンを買って済ますように思います。

普段の疲れを癒すことや、普段できていないコトに時間を使うように思います。

今の僕が目の前にあることを毎日「整理」出来ていることは「恵まれた環境」があるからです。

休日に「心に余裕」を持って2人の息子に簡単な朝食を作ってあげることが出来るのも「恵まれた環境」があるからです。

「対岸の家事」に登場するような人はきっと現実の社会でもたくさんいるように思います。

僕のような「恵まれた環境」にいる人間に出来ることはきっとたくさんあるのだろうなと思います。

「恵まれた環境」にいる僕だからこそ出来ることを視野に入れながら、「整理・収納」活動を続けていきます。

そして、少しは人の役に立てる人間になりたいと思います。そんな事を気付かせてくれた「対岸の家事」でした。