整理収納アドバイザー ポレポレ日記

40代 おじさん整理収納アドバイザー

カバンは持ち歩かない

僕は基本カバンは持ち歩かないようにしています。

それは、「必要なモノだけ」を持ち歩きたいと考えているからです。

そもそも家から外に出る際には目的があるわけで、その目的と向き合うことをしていれば、持ち歩くモノは少なくなるように思います。そしてカバンを持ち歩かない日の方が多くなるように思います。

例えば、2泊3日の旅行に行くのであればカバンは必須になります。それなりに荷物も多くなるだろうし、その荷物を入れるためのカバンは必要なモノになります。

一週間の旅行であれば必要な荷物も多くなり、持っていくカバンの大きさや量も多くなるのかもしれません。

でも僕は毎日のように旅行に行くわけではありません。誰かの家に泊まりに行くこともほぼありません。

だから、着替えなどが必要になり、家から持ち出さないといけない状況はほぼ日常にはないのです。

冒頭にカバンは持ち歩かないようにしていると書きましたが、それはカバンが「必要でない」時の場合がほとんどだからです。自分の暮らしと向き合った結果、僕の日常にカバンが必要になる日がほぼないのです。

僕の日常で必要になるモノは、スマホ、財布、鍵、文庫本、ハンカチ、イヤホンの6つです。それ以外のモノは今の僕の日常には必要のないモノです。

以上の6つだけであれば、ズボンのポケットに入れるだけで間に合います。カバンは必要ありません。

左側のポケットにスマホ、右側のポケットに財布と鍵、お尻のポケットに文庫本とハンカチ、イヤホンは耳に装着します。定位置が決まっており、何のストレスもなく過ごすことが出来ています。

手ぶらで歩くことが出来ることで、体へのストレスがないのはもちろんですが、心へのストレスも少ないように感じています。

持ち歩くモノを少なくすることは、頭の中のモノも少なくすることに直結していると僕は考えています。手ぶらで歩くことが出来ることやカバンを持ち歩かないだけで思考はシンプルになると考えています。

人の頭の中には様々なモノがあります。

仕事のこと、家庭のこと、人間関係、趣味のこと、悩み、欲望などなど他にも様々なモノが頭の中にはあるのではないでしょうか。

そしてそれらは持っているということが明確になっている場合もあれば、そうではなく、無意識に持ってしまっているモノもたくさんあるように思います。

そしてそういった無意識に持ってしまっているモノが多くなればなるほど、自分の頭の中のモノを管理しにくい状況になるのだと思います。頭の中のモノが散乱する状況になるのだと思います。

また、人が生活しているとモノは増え続けます。それは目に見えるモノも、目に見えないモノも同じです。意識しておかないとモノは増え続けるのです。

必要でないモノを購入しない、必要でないモノを貰わない、そういった事を意識することでモノを増やすことを防ぐことは出来ます。

ただそれは目に見えるモノの場合であり、目に見えないモノの場合には当てはめにくいことのように思います。目に見えないモノの管理は、目に見えるモノ以上に複雑で難しいことのように思います。

だからこそ、常に必要なモノだけに囲まれる生活が望ましいと僕は考えています。管理のしやすい目に見えるモノを出来るだけ少なくし、抱えている目に見えるモノの量を少なくすることが大切になると考えています。

ただでさえ頭の中にはたくさんのモノを抱えている状況なのに、そこに必要のない目に見えるモノを抱えてしまうことで、更に自分に負担を掛けてしまうようになるのです。

だから僕は家を出る際には、必要なモノだけを持ち出すようにしています。そしてカバンを持たないようにしています。カバンがあることで余計なモノを持ち出してしまうだろうし、余計なモノを持ち帰ってしまいそうになるからです。

カバンを持ち歩かなくなってから、何故かたくさん歩くようになりました。恐らくカバンがないことで体へのストレスも心へのストレスも減り、気持ちが前向きになっているのだと思います。

そして思考がシンプルになっているように思います。やるべきことが明確になっているような感じです。 必要があればカバンも持ち歩けばいいと思います。でもそれはその目的としっかり向き合うことが必須になると思います。 自分にとって必要なモノが何か?それと常に向き合うことが大切だと思います。