購入したけど思っていたのと少し違う、全く違うということが僕は結構ある人間だと思います。
「整理・収納」を通して、その購入するモノとじっくり向き合い、よく考えて購入しているつもりではいますが、どうしてもそういったことはあるように思います。
5月に購入したワイヤレスイヤホン。よく考えて購入したつもりだったのですが、どちらかと言うと失敗したかもしれないモノになっています。
たくさん見て、比べながら選んだイヤホン。値段も試着した感じも一番しっくり来たモノを購入しました。
ただ、そもそもイヤホンは僕の耳には合わないようで、付けていてもすぐに外れてしまうことが多くあります。
僕は基本ヘッドホンを使っているのですが、暑くなり出す5月の連休辺りからは、ヘッドホンは結構辛いモノになってしまいます。
職場や家に着いて外すと、耳の周りやヘッドホンが汗で濡れてしまうことが多くなってくるのです。
そういったことがストレスの元になるので、暑くなり出す5月頃からはイヤホンに切り替えるようにしています。
今までもイヤホンは使っていました。なるべく外れにくいモノを選んで使ってはいましたが、毎年5月頃になると昨年使っていたモノを見ては、もっと自分に合ったモノにしたいという「欲」が出てしまい、毎年のように購入することになっています。
今年も同様で、昨年度のモノに対する不満があり、新たに購入することにしたのです。
思い切って高価なモノを購入することも考えました。ただ、値段が高いからと言って僕の耳にフィットするわけではなく、試着していると「この金額で、このフィット感か~...」的な感じになってしまっていたのです。
結局さほど高価でもないモノを購入することにしたのでした。
色々試着した中で、一番自分の耳にフィットしているもので、値段も恐らく見た中では一番安価なモノだと思います。
もちろん、音質などを考えると高価なモノと安価なモノでは雲泥の差があるのかもしれません。
ただ、そもそも自分の耳にフィットせず、耳からポロポロ落ちるようなモノでは音楽を聞いたり、ラジオを聞くことは出来ないように思います。
イヤホンが持つ「モノの本質」は音声を聞くことが出来ることです。
耳からポロポロと頻繁に落ちているようでは、音質がどうだこうだなんて言ってられないように思います。
そのそもそもに立ち返り、イヤホン持つ本質を考えた上で購入を決めたのでした。
僕なりに時間を掛け、じっくり考えて購入したイヤホンです。
「大切に使おう。」と思っていたし、
「これから長く使おう。」なんて思ったりもしていました。
ただ、僕の耳の形状は一体どんな形状になっているのでしょうか...
たくさん試着して決めたはずのイヤホン、試着したときには「これだと行けそう!!」という手ごたえを感じて購入を決めたイヤホンだったはずなのですが...
やはり、僕の耳には合わないようなのです...。
結論を言うと、右耳の方はばっちりフィットしています。少々ぶつかっても外れることもなく、装着していても違和感を感じることもないくらいフィットしています。
ただ...左耳ですわ...
あれだけ確認したはずなのに、どの方向に、どの角度に装着しても、ポロポロと外れてしまうのです。
大丈夫かなと思いながら歩いていると、ポロ...
座って装着していても、少し動くだけで、ポロ...
ひどい時なんかは、装着した直後手を離した瞬間に、ポロ...なんてこともある位です。
じっくり、ゆっくり、よく考えて購入したはずなのに...。
一体僕の耳の形状はどうなっているのでしょうか。
僕の耳はイヤホンが嫌いで、購入したイヤホンの形に合わせて、耳の形を微妙に変形させているのではないかと思ったりもしてしまいます。
寝ている間に、じわーっと耳の穴の形が...なんて考えたりしてしまいます。
そんなことはあり得ないことですが、じっくり考えて購入したのにそんな感じになっていることに後悔をしてしまっている自分がいるように思います。
そして今僕はイヤホンを使う際には、残念なことに右耳だけを使っている状況になってしまっています。
もちろん左右で聞く方がしっかり音も聞けるだろうし、綺麗に聞くことも出来るように思います。また、右耳だけに負担を掛けていることも少し気になっています。
ただ、装着する度に外れるストレスを考えると、「無い方がマシ!!」となってしまっているのです。
「整理・収納」の理論には、そのモノの本質を理解し、そのモノを活かすことが大切という考えがあります。
今僕がしていることは、イヤホンと言うモノの本質を理解し、そのイヤホンを活かすことが出来ていないように思います。片方だけ使うというのは、そのイヤホンを最大限生かすことが出来ていないように思ったりします。
そんな買い物をしてしまったことに後悔の気持ちを抱えてしまっています。
そもそもイヤホンが合わないのであれば、他のモノを購入することも検討するべきだったのかもしれません。耳掛けフックのモノにするとか、最近であれば骨伝導のモノとかもあるようです。
そこまで考えていなかったように思います。そういった浅はかな考えだった自分に未熟さを感じています。
「ヘッドホンに変わるイヤホンを購入する。」と言う思考ではなく、
「ヘッドホンに変わる快適に使えるモノを購入する。」と言う広い視野を持った思考でなくてはいけなかったように思います。
本当に必要なモノは何なのか。
その状況に合った最適なモノは何なのか。
そういったことと冷静に向き合えることが出来る人を目指していきたいと思います。