整理収納アドバイザー ポレポレ日記

40代 おじさん整理収納アドバイザー

自分が背負う覚悟

何か問題が生じた時、どうしますか?

1人でじっくり考える...。

人に相談する...。

ごまかしながら適当に向き合う...。

とにかく逃げ切る...。

色んなパターンの対応があるように思います。

人に相談する場合であれば、信頼できる人に相談するパターンもあるだろうし、信頼は出来ないけどとりあえず話を聞いてもらうパターンもあるのかもしれません。

たくさんの人に相談し、たくさんの意見の中から、一番しっくりくるモノを選択する場合もあるのかもしれません。

誰かに相談する事によって、解決の糸口を見つけ、その解決策を基に問題の解決を目指します。

だから、何か問題が生じた場合には、誰かに相談する事はとても大切な事だと思っています。

ただ、誰かに相談するのと、誰かに頼ってしまうのは、僕は違うと考えています。

何か問題が生じた時、その問題の原因が自分にない場合でも、まずは「自分が背負っていく」という覚悟が、ある程度は必要になってくると考えています。

昨日、職場を出たのが19時を回っていました...。

周りの職員は、

「この時間にいるのはかなりレアですね!!」

「めずらしい人が残っている...。」

なんて笑いながら声を掛けてきます。

定時である17時の退社を習慣化している僕が、19時を回って職場にいる事はかなり珍しい事であり、年に数回あるかないかの出来事です。

早退社を大切に考えている僕が19時を回って職場に残っている...

それなりの理由があった訳なのですが、それは別に自分が何か大きな問題を抱えていたという訳ではないのです。

一緒に組んでいる同僚が問題を抱えてしまっている状況だったのです。

一緒に組んでいるというのは、企業で言えば同じ部署に属していたり、同じ課に属しているような、そんな感じです。

だから、一番連携を取りながら業務を進めていかないといけない同僚に当たります。

そんな近い存在の同僚が何か問題を抱えているのであれば、一番に相談に乗らないといけない存在であると思うし、僕がもし何か問題を抱えた際にも、一番に相談に乗って貰わないといけない存在なのです。

今年組んでいるのは、僕を含め3人。

4月から始まった今期。3人で相談しながら様々な行事を進めてきました。

そんな連携を取ってきた同僚の一人が、一昨日に発覚した問題の対応に追われているのです。

3人の中では、一番の年長者になる僕。

今までそれなりに相談に乗ってきたし、一緒に問題を解決するために考えたりもしてきました。

大した事を言えない僕ではありますが、それなりに頼りにしてもらっている感じはあるのではないかと思ったりしています。

本当の所は分かりませんが...。

実は「頼りになんねぇな。」なんて思われているのかもしれないし、「相談したい時には帰ってるじゃん...。」なんて思われているのかもしれません。

でも、僕は自分の事も大切にしたいと考えている訳で、自分のペースを大幅に乱してしまう事で、自分が大きな問題を抱えてしまう事に繋がってしまうのではないかと考えています。

人の相談に乗る事を一番にしてしまう事で、自分の事が置き去りになってしまう。

その結果、自分のペースを乱してしまい、心に余裕がなくなってしまいます。

そうして、大きな問題を生み出してしまう事に繋がってしまったりするのではないかと思ったりもしています。

「相談するのと、頼るのは違うと思う」的な事を書きましたが、本当にその通りで、相談に乗ってもらう側の人間はそれをよく理解しておかないといけないのだと思います。

相談に乗ってもらうというのは、相手のペースを乱してしまう事に繋がる場合があるのです。

「どういたらいいんんだ?」「どうしよう...。」

そんな気持ちを抱えてしまう事はたくさんあるのかもしれないけれど、ある程度は「自分が背負う」という覚悟が必要なんだと思います。

ある程度の解決に向けての方向性は、自分が持っておかないといけないだろうし、それを持った上で相談すべきなのだと思います。

「それが分からないから相談しているのに...」なんて考える人もいるのかもしれないけれど、僕はやはり問題を解決するためには、それぞれが解決に向けての考えを持つべきだと思っています。

今問題を抱えている同僚が出来ていないという訳ではありません。周りに頼り切っていると思っている訳でもありません。

一生懸命問題と向き合っているし、その解決に向けて真摯に対応していると思っています。

ただ、「一緒に組んでいるのだから対応を見届けないといけない」や「相談したい時に相談できるようにしておかなければならない」という空気になっている事に違和感を感じているのです。

昨日19時頃まで職場にいたのは他でもなく、同僚の対応を見届けるためだけに残っていました。

特にする事もないのに、同僚の対応が終わるまでずっと待っているような感じでした。

特別、僕にする事、出来る事があった訳ではありません。

対応後に同僚からの話を聞く。

ただそれだけのためだけに残っているような感じでした。

職場にはどこか「それだけでいいんだよ。」みたいな空気があり、残ってあげている事が問題を抱えている人への心の支えみたいな空気があるのです。

本当にそうなんでしょうか...。

対応を終え、僕たちのいる職員室へ戻って来た同僚が僕たちの姿を見た時に、本当に「安心する~。」や「ホッとした。」なんて気持ちを抱えるのでしょうか...。

僕が逆の立場であれば、申し訳ない気持ちや、対応に追われて動揺している自分の姿なんて見てもらいたくないという気持ちを抱えているように思います。

昨日の同僚がどう感じたのかは分かりませんが、僕たちが待っている事にそんな大きな何かを感じているようには思えない感じでもあったように思います。

僕であれば、待っていて欲しいなんて思わないし、それにより人のペースを乱してしまい、それが大きな問題を生み出してしまうのではないかという事に大きな責任を感じてしまいます。

話を聞くだけなのであれば次の日でも良いだろうし、どうしても話しておかなければならない事があるのなら、電話でも可能なように思います。

「ただ居とくだけ」や「話を聞くだけ」のために自分のペースを乱さなくてはならない空気にどうしても違和感を感じてしまいます。

「誰かに頼る」という思考があるから、誰かのペースを乱してしまうのだと思います。

問題を抱えた時には、「誰かに頼る」という思考ではなく、「自分が背負う」という覚悟を持つことが大切なんだと思います。

やはり「個の力」を大切に思う自覚が大切ではないかと思ったりもします。

そんな僕の考えは間違っているのか...

これからも向き合い続けたいと思います。