整理収納アドバイザー ポレポレ日記

40代 おじさん整理収納アドバイザー

何でも美味しいと思える自分

僕は基本、自分に自信がない。

背が低い...

少しぽっちゃり...

お金持ちでない...(貧乏でもないが...)

あまり頭が良くない...

ドジ...(しょっちゅう道でこけている。)

服のセンスが悪い...

成功体験が少ない...

バツ1...

挙げだしたらキリがないくらいの欠点があるように思う。

だからと言って、仮に上に書いた欠点が全て改善されたとしても、恐らく僕は自信を持つことが出来ないように思う。

仮に、

背が高くても...

スリムだったとしても...

お金持ちだったとしても...

めちゃくちゃ頭が良くても...

ドジでなくても...

服のセンスが良くても...

そこそこ成功を体験していても...

結婚していたとしても...

今の自分とあまり変わらないように思う。

僕が自信を持つことが出来ていないのは、表面にある見えやすいモノだけを見ていて、もっと根本的なモノを見ようとしていないからなのかもしれない。

見えやすいモノだけを見て、他人と比較したり、ないものねだりをしてしまったり、

そんな自分だから、自分に自信を持つことが出来ていないように思ったりもする。

表面化していない事でも、良い所はたくさんあるのかもしれない...。

それを見ようとしていない自分に問題があるのだと思う。

では、表面化していない自分の良い所とはいったい何なのか...。

思えば、僕にも多少は良い所があるように思ったりもする。

例えば...「何でも美味しいと思える」がその一つかもしれない。

僕は基本何を食べても「うまっ!!」と軽く感動してしまう人間である。

どこのお店で食べても、誰が作ってくれたものでも、基本「美味しい!!」と思いながら食べる事が出来るのである。

子どもの頃から、何を食べても美味しそうに食べる僕の姿を見て、周りの大人たちが嬉しそうにしていたのを覚えている。

あまりに「美味しい!!」を連発する僕に対し、「ホンマかいな。」なんて思っていたに違いないが、本気で「美味しい」と思っていたのである。

それは大人になった今でも同じで、何を食べても「美味しい!!」を連発している僕の姿が未だにあるように思う。

僕はこれを、自分の数少ない長所だと考えている。

先日、職場の同僚と食事に行った時...。

同僚の一人がお店の予約をしてくれたのだが、その同僚は予約サイトの点数を参考にしながらお店を決めていた。

『このお店、3.8あるから間違いないですよ。」なんて話している。

僕は基本お店の点数を見る事もないし、あまり参考にしないようにしている。

なにせ...何を食べても美味しいと感じるからだ。

仮に低い点数のお店であったとしても、僕の場合は美味しいと感じる事が出来るのである。

むしろ、一生懸命営業しているお店に対して点数を付けるのもどうかと考えているくらいだ。

食材や調理する人、料理を運んでくれる人へのリスペクトに欠ける事だと思ったりもしてしまう。

もちろん、接客にストレスを感じてしまうお店もたまにあるが、あくまでも美味しいご飯を食べに行ってることもあるので、そこもあまり気にならない僕である。

予約サイトの点数を気にする人や、味に繊細な感覚を持っている人と比べると、僕は楽に生きる事が出来るのではないかと考えている。

わざわざ点数を気にしながらお店を探さなくても良いし、どのお店に入っても「うまっ!!」と感動する事が出来るのである。

また、そんな味覚の持ち主の僕は、安価なお店でも十分「美味しい!!」と思える事もあり、経済的なダメージも少ないのである。

極端な話、高級なお寿司屋さんに行っても、ファミリー向けの回転ずしに行っても、同じくらい「美味しい!!」と感動する事が出来るのである。

ぼくはこの味覚を持っている事は、自分の長所だと考えているし、生きていく上ではとても大切な感覚だと思っている。

人によっては、「あり得ない...」なんて思うかもしれないが、僕は本気で長所だと思っているし、この点に関してはこのままで良いと思っている。

ついつい自分に自信の持てない僕は、表面的な部分でしか自分を見ようとしていないように思う。

でも、普段何気なく過ごしており、見えにくい所に自分の長所が隠れているのかもしれない。

仕事から家に帰って来て、安いパックのお酒を飲んで心地良さを感じる事が出来たり、スーパーで売っているコロッケやサバの缶詰を食べて満足出来たり、こんな僕は本当に幸せ者だと思っている。

そんな幸せを感じる事が出来る自分をもう少し肯定的に見る事が出来るようにしたいと思う。