整理収納アドバイザー ポレポレ日記

40代 おじさん整理収納アドバイザー

不易なモノ

昨日、久しぶりに大笑いしてきました。

大阪で大笑い...。

そりゃもちろん...吉本新喜劇です。

子どもがまだ幼稚園くらいの時に、一度見に行ったきりだったので、恐らく8年ぶりとかそんなだと思います。

しかも前回は臨時で作られた仮設の劇場だったため、「なんばグラン花月に行くのはもっと久しぶりになります。

恐らく、14、5年ぶりとかになるのではないかと思います。

子どもたちにとっては初めてのなんばグランド花月...お笑いの聖地と言われる場所にデビューしたわけです。

今回は両親を招待して、久しぶりの親孝行と題して企画した訳なのですが、残念ながら母は前日にぎっくり腰になってしまったという事で欠席する事になりました。

母の誕生日のお祝いも兼ねていたにも関わらず、その主役の母が参加できない...。

残念ではありますが、今年で66歳になった母も体が弱り出しているという事なのでしょう...。

やはり、なるべく早く親孝行はしておくべきだと感じざるを得ません。

母のお祝いはまた別の機会に行う事にします...。

さて、久しぶりのなんばグランド花月に出向いたわけなのですが、やはり本場でのお笑いの味は格別でした。

新喜劇が行われる前に、数組の漫才・落語が行われるのですが、やはりお笑い芸人さんの盛り上げ方は半端なく感じました。

前節(まえせつ)で出て来る若い芸人さんの盛り上げ上手、

最近テレビで見かけるようになった若手芸人さんの勢い、

テレビでMCを務める実力派漫才コンビの安定感、

熟練されたネタを披露するベテラン漫才コンビ

どのカテゴリーの芸人さんにも味があり、たくさんの笑いを僕たちに提供してくれました。

中には、予定していた芸人さんのピンチヒッターとして急遽出番になった漫才コンビもいましたが、何の問題もなくネタを披露していました。

芸人さんからすると、数ある舞台の一つなのかもしれませんが、僕からするとたくさんのお客さんの前で堂々とネタを披露する姿に感動すら感じてしまいました。

ただ決められたネタを披露するだけではなく、その場のお客さんの雰囲気や空気に合わせてネタを進める姿にプロフェッショナルを感じたし、我々教師もそんな対応力が必要になるのではないかと感じさせられました。

舞台に立つ芸人さん、教壇に立つ教師...

違いはあるのかもしれないけれど、臨機応変に対応する能力が求められることに関しては共通点があるように思います。

芸人さんの空気を見極める力や、雰囲気を読む力は見習うべき力です。

僕も芸人さんのように、場の雰囲気や空気を見極めながら物事を進める事が出来るようになれたらいいなと思いました。

そして、数組の漫才・落語が終わった後は、いよいよメインディッシュの「新喜劇」の始まりです。

決まりきったパターン、お約束のパターン...

子どもの頃から変わらないパターンだけれど、それでもいつまでも新鮮な気持ちで見る事が出来るのは何故なのでしょうか。

昨日の新喜劇でも、心のどこかで、

「こうなるんだろうな~。」

「ここでくるんだろうな~。」

なんて気持ちで見ていたように思います。

意外性のある笑いではなく、分かっているけれど笑ってしまう笑い。

それが吉本新喜劇の大きな魅力なのだと思います。

「流行と不易」なんて言葉がありますが、正に吉本新喜劇は不易な笑いなのだと思います。

いつまでも変わらない、これからも変わらない。

そんな魅力が吉本新喜劇にはあるのだろうし、それを期待している自分がいるように思います。

物事にはそういった不易なモノがたくさんあるのだと思います。

僕が働く教育の現場でも、そんな不易なモノがたくさんあります。

今の教育現場では、ICT機器が導入され大きく変わろうとしています。

僕たち教師は、そんな変化に対応するために、日々忙しさに追われて毎日を過ごしています。

そんな流行に流されそうになり、本当に大切なモノを見失いそうになる事があります。

その本当に大切なモノこそ、不易なモノなのではないでしょうか。

人を思いやる気持ちであったり、苦しい時に踏ん張る力であったり、明るくポジティブに生きていく気持ちであったり...。

そして、どんな時代でも大切にすべきことの一つに、僕は「整理・収納」を挙げたいと思っています。

どれだけ時代が変わろうと、モノに囲まれて生活する事に変わりはないように思います。

そんなモノに囲まれる人間だからこそ、「整理・収納」の正しい知識を身に着け、モノと良い関係を築けるようにすべきだと考えています。

モノとじっくり向き合い、心地良く過ごす事が出来るように「整理・収納」を大切にすべきなのだと思っています。

吉本新喜劇」がいつまでたっても変わらないお笑いであるように、「整理・収納」も心地良く過ごすために、どの時代でも欠かす事の出来ない思考だと僕は思っています。

「整理・収納」こそ、どんな時代でも大切にすべき「不易なモノ」なのだと信じています。