僕は読書が好きです。
休みの日に、ラジオを付け、コーヒーを飲みながらする読書の時間が僕は大好きです。
他にも、お出かけ先でちょっと時間が出来た時に喫茶店に入ってする読書が好きです。
カフェではありません．．．喫茶店です．．．。
最近よく目にする流行りのカフェではなく、昔からあるような喫茶店です。
おじさんが競馬新聞を片手に、煙草をプカプカ吸いながらホット―コーヒーを飲んでいるような喫茶店．．．
床全体にカーペットが敷かれているような、なんかノスタルジックな雰囲気のする喫茶店．．．
そんな喫茶店の方がなんか落ち着くし、そんな喫茶店でラジオを聞きながらする読書の時間が大好きなのです。
家の近所にそんな喫茶店はなく、歩いていける距離にあるのは、お洒落なカフェが１件あるだけです。
もちろん、そんなカフェにも魅力はたくさんあります。
お洒落だし、美味しいし、コーヒーの量も多いような気もするし、メニューも豊富だし、
そんなカフェでする読書の時間も、それはそれで魅力的な時間なのですが、やはり僕は先述した昔からあるような喫茶店での読書の時間の方がワンランク上だと感じているのです。
昨日は、朝から梅田までお出かけをしてきました。
きたる女性とのデートに備え、下見も兼ねて１人で映画を見に行ってきたのです。
（下見するほどの事でもないのですが、久しぶりの女性との２人きりでのお出かけという事もあり少々ビビっているようです．．．。そんな４０代のおっさんはヤバいです．．．。）
映画が始まるまで少し時間があった事から、時間を潰す事になったのですが、映画館の近くにはお洒落なカフェしかありませんでした。
しかし、少し離れた場所まで歩くと、僕が求めているような喫茶店がある訳で、「どうせ過ごすなら．．．」と思い、そこまで歩いて行く事にしたのです。
梅田には、お洒落なお店が並ぶエリアもあれば、場所によっては昔ながらのお店が並ぶエリアもあります。
地下街なんかに行けば、割と昔ながらのお店が並ぶエリアがあり、僕はそんなエリアに魅力を感じており、わざわざ歩いてでも、そんなエリアに出向くことがあるのです。
昨日もそうだった訳で、１０分程歩いて、僕が求める昔ながらの喫茶店で読書をしていたのでした。
そんな喫茶店では、朝の時間はどこでもモーニングを行っています。
１枚の丸いお皿の上には、半分に切ったトースト２枚、少しだけのサラダ、ゆで卵、そしてホットコーヒー．．．
だいたいそんな感じのセットを５００円以下で楽しむことが出来るのです。
この５００円が高いと感じるか、安いと感じるかは人によって違うとは思いますが、僕は安いと感じています。
それは、ただ食事の金額だけではなく、落ち着いた雰囲気の中で、落ち着いた時間を過ごす事が出来る時間もその金額には含まれていると考えており、その時間も込みなのであれば僕は決して高くない金額だと思っているのです。
がやがやした地下街の中でも、一歩お店に入れば落ち着いた空間になり、そんな落ち着いた空間の中で読書が出来るのは、僕にとっては贅沢な時間なのです。
そんな時間を、美味しいコーヒーをともに５００円以下で楽しむことが出来るのは、安い金額だと思っているのです。
人によっては、お洒落なお店の方に魅力を感じる場合もあるのかもしれません。
お洒落なお店でパンケーキを食べたり、聞いた事もない名前の飲み物を飲んだり、そんな感じの方が良いという人もいるのかもしれません。
僕もそんな感じのお店に入ったこともあるし、そんなお洒落な感じのお店に魅了されている時期もあったように思います。
でも、今の僕はそうではないようで、昔からあるような、ノスタルジックな雰囲気のあるお店の方に魅力を感じるようになっているのです。
そんなお店で読書するのが好きだし、そんなお店であれば集中して読書する事が出来ると思っているのです。
人にはそれぞれ価値観があるのだと思います。
僕は１人でお出かけする事が好きだし、１人でふらっと飲みに行くのも大好きです。
そして、お洒落なカフェではなく、昔からあるような喫茶店の方が好きなのです。
そんな昔からあるような喫茶店でする読書の時間．．．僕にとっては贅沢な時間だし、心地良く感じる時間なのです。
５００円以下で手にする事が出来る心地良い時間．．．最高っす！！
