久しぶりに実家に帰って来ました。
久しぶりと言っても1年ぶりとかそんなもんですが...。
やっぱり思うのは、食事が美味しいという事です。
最近はもっぱら自炊が多くなっているため、家庭の味?おふくろの味?に飢えていたのかもしれません。
自分で作る料理も美味しいとは思いますが、それでもやはりおふくろの味、実家の味には勝てないように思います。
今年は前日から煮込んでくれていたおでんを用意してくれていました。
20年前、当たり前のように食べていたおでん。
そのおでんは、当たり前の味でしたが、それでも懐かしい気持ちになったし、「ほっ」とするような味だったように思います。
どうしてか、自分で作ると間違いなくその味にはならないように思います。
調味料に何を使っているのか...。
その分量はどんな感じなのか...。
聞いて作ったとしても、中々その味にはならないように思います。
結局、味付けがどうこうではなく、食べる自分のテンションに大きく左右されているのではないかと思います。
美味しいというのは大前提です。
そのスタートラインに立った上での話なのかもしれません。
美味しさにはある程度の天井があり、その先は食べる人のテンションによって評価が変わるのかもしれません。
味の大して分からない僕にとって、その天井は他の人よりも低く、大概のモノを美味しく感じてしまうのだと思います。
その上で、母親の作るおでんに魅力を感じているし、それに輪をかけて「おふくろの味」というフィルターがかかっているのだと思います。
何を食べても美味しいと感じるのは間違いありません。
味覚に鈍感な僕なんかは、何を食べさしてもいいのだと思います。
でもそんな僕でも、やはりおふくろの味、実家の味は格別な料理だと思っています。
僕の両親も、もうすぐ70代に差し掛かろうとしています。
いつまでも元気ではないだろうし、何だったら最近は一昔前程の元気はないように思ったりもします。
格別に感じるおふくろの味、もしかしたら今その味を受け継いでいかないといけないのかもしれません。
僕も40歳を過ぎ、そろそろ親のこれからと向き合わなければならないのかもしれません。
まだまだ元気だと思っていますが、おふくろの味もいつまでもあるとは思わないようにしていこうと思います。
後悔のないように、親孝行するとともに、おふくろの味も今のうちに味わっていこうと思っています。