整理収納アドバイザー ポレポレ日記

40代 おじさん整理収納アドバイザー

時間を守る

人に言うのであれば、自分もしなければなりません。

それは大人同士でも言える事だし、大人と子どもとの間でも言える事だと思っています。

「時間を守りましょう!!」

昔から当たり前のように言われている事は、今でも当たり前のように言われています。

そして、今でも当たり前のように大人が守れていない状況にあるのです。

みんながみんなそうだとは思っていません。

時間をきちんと守る人は、今も昔もたくさんいます。

でも、今も昔も一定数それが出来ていない大人がいており、そんな大人に限って子どもに対して何の罪悪感も持たずに偉そうに指導をしたりしているのです。

自分が中学生の時、明らかに「カツラだろう!!」とツッコミを入れてしまいそうになる英語の教師がいました。

その英語の教師は百発百中で授業に遅れて来るのです。

そして更に、百発百中で授業を延長するのです。

そして更に更に、今でも耳を疑いたくなるのですが「時間は守るべきである!!」なる指導を僕たちにしていたのです。

当時大人しかった僕が直接文句を言う事はありませんでしたが、僕の知らないところで英語教師に向かって直接文句を言う生徒もいたのではないかと思います。

それくらい酷かったし、30年も前の事を覚えているくらい根に持っているのです。

今日までの30年間、「そんな大人にはなるまい」と思いながら過ごして来ました。

そんな土台がある僕にとって、教師になった今、時間を守る事に関しては絶対に守っていきたい事だと考えています。

相手が大人だろうが、子どもだろうが関係ありません。

人と人との関わりの中で、時間を守る事は絶対に無碍に出来ない事だと思っています。

今日、来年度に向けての会議があったのですが、その会議で僕はある事を提案しました。

それが、週1回ある職員朝礼を職員終礼に変える事は出来ないかという提案です。

今の職員朝礼は、8:30から始まります。

子どもたちの登校時間は8:30まで...

という事は、職員朝礼が行われている8:30からの時間は子どもたちは自習という事になります。

もちろん朝から学習する事はないので、出欠確認をしたり、宿題の答え合わせをしたり、読書をしたりしながら朝の時間を過ごします。

まぁ週に一回くらいそんな時間があっても良いのかもしれませんが、僕が問題に思っている事はそんな事ではないのです。

問題に思っているのは、職員朝礼が1時間目の開始時間である8:45ギリギリまで行われる事なのです。

酷い時なんかは、8:45になってもまだ話出そうとする人もいるくらいです。

となって来ると、必然的に1時間目の授業には間に合わない訳で、普段子どもたちに「時間を守りましょう!!」なんて偉そうに言っている大人(教師)が時間を守らなくなってしまうのです。

僕にとってはこの状況はあり得ない事だと思っているし、めちゃくちゃフラストレーションが溜まってしまう状況だと思っています。

そういった事もあり、職員朝礼ではなく、職員終礼に切り替えるべきではないかと提案したのです。

終礼であれば、子どもたちを帰してからの時間で行う事が出来るし、子どもたちに対して「時間を守る」という示しはつけれるようになります。

しかし、しかしですよ...。

なぜかこの提案が却下されてしまったのです。

「放課後の時間だと時間が取りにくい。」

「他にやるべき事がある。」

そういった事が出来ないという要因になっているようなのです。

朝の子どもたちとの時間は削るのに、放課後の時間は削る事が出来ない...。

朝の子どもたちと関わる時間は削るけど、他の事は削る事は出来ない...。

僕たち教師は一体何を第一優先にすべきなのかが分からなくなってしまいます。

僕は1番の基準は子どもたちだと思っているし、その子どもたちに対して、示しがつけれるように指導すべきだと考えています。

子どもたちに指導するのであれば、教師である自分たちは確実にしなければならないと思うし、確実に出来なければならないのだと思います。

だから、それが出来るようにするための環境整備だと思って提案したのに、それが却下されてしまったのです。

もちろん、たくさんの人が働く職場では、たくさんの価値観があります。

そのたくさんある価値観をそれぞれが尊重しながら働かなければならないのだと思います。

だから、今回僕が提案した事が却下されてしまった事は仕方のない事だとは思うのですが、何だかモヤモヤが残ってしまっていたりもします。

人と人とが関わり合う中で、時間を守る事は、僕は絶対大切な事だと考えています。

それが子どもとの間であっても大切にしなければならない事だと思っています。

それが出来る環境を整える事は出来なかったけど、その意識だけは持ち続けていたいと思っています。